カテゴリー: AI

AIは私たちの生活を向上させるか、日常における人工知能

AIがどのように私たちの生活を向上させることができるのか、疑問に思っていますか?

この記事では、stablediffusionやGPT-3などのAIが、どのように私たちの生活を向上させることができるかをご案内します。

AIとその無限の可能性についてもっと知りたい方は、ぜひご一読ください。

AIの紹介とその利点

AI(人工知能)とは、コンピュータやソフトウェアが人間の脳の認知機能を模倣するためにアルゴリズムを連鎖させる能力のことです。

AI技術は、医療から自動車まで、私たちの生活の多くの側面をすでに改善しています。AI技術は、さまざまな産業に革命をもたらし、生活をより快適なものにする可能性を持っています。

AIの利点としては、データ処理の高速化予測精度の向上パターンやトレンドの特定能力などが挙げられます。また、AIはコスト効率も向上しているため、より多くの産業やアプリケーションで利用されるようになっています。

日常生活における人工知能

AIはすでに、顔認識、自然言語処理、音声認識など、日常のさまざまなタスクで活用されています。

AIは顔認識をより正確かつ効率的にし、物理的な鍵も暗証番号も指紋認証も必要とせずに、デバイスへ安全にアクセスすることを可能にしました。

自然言語処理は、コンピューターがユーザーのコマンドや質問を理解して応答したり、複雑なプロセスをガイドしたりすることを可能にしました。

音声認識は、ウェブサイト検索、コールセンター、カーナビゲーションシステムなど、多くのアプリケーションで利用されています。また、AlexaやSiriなど、音声で操作できるバーチャルアシスタントによって、AIは私たちの生活をより快適なものにしています。

StableDiffusionとGPT-3

StableDiffusionは、テキストを入力すると画像を生成することのできるAIです。フォトリアリスティックな画像からアニメ、漫画のようなイラスト系の画像まで幅広く生成することができます。そして、このAIはオープンソースとして公開されており、その性能の高さから世界中に大きな衝撃と影響を与えました。

GPT-3(Generative Pre-trained Transformer-3)は、言語処理のAIシステムです。プロンプトが与えられると、人間が書いたかのようなテキストを生成することができます

GPT-3はすでに、今まで人間にしかできなかったコピーライティングや記事などの文章を生成するサービスに使用されています。今後、GPT-3は、検索やオンライン広告、会話エージェントなど様々なアプリケーションで利用されていくでしょう。

今後のAI応用の可能性

AIは、交通、教育など様々な産業に革命を起こす可能性を秘めています。

AIは運輸業界にも革命を起こす可能性を秘めています。自律走行車のテストはすでに始まっていますし、AIを使った交通管理システムで渋滞を解消できるかもしれません。

AIを活用した教育システムは、生徒のニーズや興味に応じた個別学習体験を提供できるようになるかもしれません。

ChatGPTなどは、日本語で指示したらプログラムのソースコードも生成してくれるため、今後、システム開発の現場にも活用される可能性があります。

米国時間1月16日にMicrosoftが運営してるクラウドサービスAzureにて、Azure OpenAI Serviceが開始されることが発表されています。ChatGPTのAPIを使用した新たなアプリケーションが大量に出てくることでしょう。ChatGPTの精度のすごさはすでにSNSで話題になっており、このAIにさらに大規模なトレーニングが実施されて進化すれば、リアルタイムで人間と見分けがつかない応答を返してくるAIもでてきて、ますます便利になります。

まとめ

AIは、プログラミングから交通まで、私たちの生活のさまざまな側面に革命を起こす可能性を秘めています。

AIは、顔認識、自然言語処理、音声認識など、すでに多くの日常業務で活用されており、その活用の幅はますます広がっていくはずです。今まで人間が一日かけてやっていたことが1秒でできるようになれば、人々は労働から解放されて余暇を楽しむことができるようになります。

AIによってなくなる仕事もあるでしょう。しかし、新たに生まれる仕事もあるはずです。そもそもなぜ人間は働かないといけないのでしょうか、今一度その理由を考えて、その時がきたら社会の仕組みを根底から変える必要があるかもしれません。

今後、AIが私たちのために何をしてくれるのか、興味は尽きません。

画像生成AIの可能性を探る

アーティストでなくとも自分で想像した作品を作ったり、息を呑むような風景を壁に飾ったり・・・

画像生成AIがあれば、そんなことがすぐに可能になります。今回は、この技術について簡潔に解説し、アート業界を大きく変える可能性があること、そして、この技術を使ってどのようなことが可能になるかを説明します。

画像生成AIについて詳しく見ていきましょう。

画像生成AIの概要

画像生成AIは、与えられたパラメータをもとに、AIが画像を生成する技術です。フォトリアリスティックな画像からアニメのようなイラスト画像まで幅広く生成することができます。この技術を使ったサービスとして2022年6月に「Midjourney」が公開され、その圧倒的なクオリティが話題になりました。

そして、8月に「Stable Diffusion」がオープンソースとして公開されたことで、爆発的に普及しました。この「Stable Diffusion」は継続して新たな機能の追加、学習が行われ、ますます強力になってきています。

画像生成AIでは、抽象芸術から有名人の肖像画まで、想像し得るあらゆる種類の画像をコンピュータが生成することができます。

この技術は、まず大規模な画像データとテキストを学習させることで機能します。これにより、コンピューターはさまざまな種類の画像の構造や構図に関する情報を蓄積します。一度学習させるだけで、与えられたパラメータに基づいて新しい画像を生成することができるようになります。例えば、風景の画像を生成したい場合、コンピュータに風景の種類、色、状況、照明などのパラメータを与えると、その通りの画像を生成してくれるのです。

※技術的な詳細は非常に複雑ですので、興味がある方は仕組みを調べてみてください。

AIによる画像生成はアート業界にどのような革命をもたらすか

画像生成AIは、アート業界に革命を起こす可能性を秘めています。この技術を用いれば、最小限の労力無限の画像を生成することが可能です。これはアート制作に大きな影響を与え、従来のアートスタイルやテクニックが不要になる可能性さえあります。

また、AIによる画像生成は、アーティストに新しいスタイルやテクニックを試す自由を与える可能性があります。アーティストは1枚の絵の全てを自分で描くのではなく、自分の描きたいものだけを描いて、それ以外はAIにおまかせすることもできます。

そして、新しい刺激的なアートワークの創造につながる可能性もあります。機械学習のアルゴリズムを制作プロセスに組み込むことで、アーティストは、従来の方法では不可能だったような、新しく興味深い作品を生み出すことができます。AIに自らのスタイルを学習させて、AIを使用して画像を生成し、さらに新たな加筆を加えたり、新たなスタイルを生み出すこともできるようになるのです。

画像生成AIの可能性を探る

画像生成AIは、幅広い応用の可能性を秘めています。アートやデザインだけでなく、映画やテレビ番組の視覚効果、写実的な3Dモデルの生成、さらには、バーチャルリアリティ体験やビデオゲームにも応用できるのではないでしょうか。

また、AIによる画像生成は、インタラクティブな映像やシミュレーションにも利用できる可能性を秘めています。例えば、この技術をVR技術と組み合わせることで、ユーザーの音声入力に反応し、リアルタイムに風景を生成することが可能な仮想環境を作ることができるかもしれません。

現在は生成に数秒以上かかりますが、GPUの性能向上、または、ソフトウェアの性能向上により、一瞬で生成できるようになったとしたら、このような仮想環境も夢ではありません。そうなれば、エンターテインメント産業だけでなく、インタラクティブな教育体験にも活用できる可能性があります。

まとめ

今回は画像生成AIがもたらす新たな可能性について考えてみました。

AI技術は加速度的に進歩し、近い将来さらに革新的な技術が生まれてくるかもしれません。実際のところ何がどう変わっていくかを正確に予測することは難しいですが、変化には柔軟に対応していきたいところです。

AIイラストの一部をアニメーションさせる作品を作る方法【PhotoMirageの使い方】

AIイラストの一部がループするアニメーションを作る方法をご紹介します。

この方法で、普通のAIイラストを動くGIF画像や動画にすることができます。

元のAIイラスト

生成した滝のアニメーションGIF画像

ちょっと動かすだけでも印象が違いますね。何万枚もAIイラストを生成してる方など、生成した画像に動きをつけても面白いかもしれません。

その他の例はこちらからご覧いただけます→AIイラストのアニメーションGIF画像集

それではさっそく作り方を紹介します。

使用するソフト

SOURCENEXTから販売されているCorelのPhotoMirageというソフトを使います。

SOURCENEXT PhotoMirage販売ページ

なお、体験版を公式サイトから入手することができます。

PhotoMirage公式サイト

写真の一部が動いているように見せる「シネマグラフ」は通常動画から作りますが、このソフトを使うことで、誰でも一枚の画像からループアニメーションを作成することができます

使い方はとても簡単なので、おそらく小中学生でも扱えるのではないでしょうか。

こちらを購入してインストールします。

PhotoMirageの使い方

PhotoMirageの使い方を説明します。この記事では学習コストを抑えるために、必要最小限の説明に留めます。それでもAIイラストのアニメーションGIF画像集にある作品は全て作ることができます。

まずはPhotoMirageを起動します。

起動したら、アニメーションを付けたい画像を開きます。

次にアニメーションを付けていきます。

いろいろアイコンがありますが、使うのは以下の2つだけで十分です。

※PhotoShopなどと違い、学習すればいろいろできるようになる!というソフトではないので、紙飛行機アイコンの右側の機能は気にしなくていいと思います。

まず、動かしたい部分に対して、モーション矢印を使ってアニメーションさせる方向へポイントを打っていきます。そうすると、モーション矢印の方向にその部分が動きます。

滝の上から下にかけてポイントを打つ

これだけだとこのポイントに引っ張られて崖の部分も一緒に動いてしまいます。

次に、動かしたくない部分にアンカーポイントを打っていきます。アンカーポイントを打った箇所はその場に固定されるようになります。

滝を囲むようにアンカーポイントを打つ

これでアニメーションは完成です!

左下の再生ボタンを押してプレビューを見てみましょう。

ループの速度をスライダーで調節します。

問題なければメニューの「ファイル>出力」を選択し、出力設定画面を開きます。

この辺は利用目的によりますが、GIF画像の場合はファイルの種類をGIFに設定して、フレームレートを調節します。もしTwitterに上げる場合は15MBを超えないようにする必要があります。画像サイズを小さくしたり、フレームレートを下げたり、ループ秒数を高速にすることでファイルサイズを下げることができます。

MP4で動画として使う場合はループの時間を伸ばしてもいいかもしれません(最大30秒)。もしTwitterにあげるなら自動ループされるので最小の秒数でも大丈夫です。

設定できたら、OKボタンを押して保存しましょう。

保存できたら出力されたファイルを確認してみてください。

これでアニメーションさせるGIF,MP4を作成することができました!お疲れ様でした!

 

※あとでまた修正するときのために、アニメーションをつけたプロジェクトを保存しておきましょう。メニューから「ファイル>保存」でこのプロジェクト自体を保存して、再度編集することができます。

補足

冒頭であげたGIF画像のPhotoMirage内でのモーション矢印、アンカーポイントの打ち方はこんな感じです。

色々考えて時間かかってそうな印象を持つ方がおられるかもしれませんが、ペンタブ使ってめちゃくちゃざっくり打ってます。マウスだと疲れますが、ペンタブだと画像の上に直感的にポチポチ打つだけなので、簡単にできます。

矢印の長さを大きくして間を開けるとループ時に目立ちすぎる気がするので、短めにして大量に打ってます。

これを1.5秒ループの15FPSでGIF画像として出力しました。

また、動かす部分は具体的な形があるものではなく、滝、湖、海、水、雲、煙、火、など流動的なものでないと破綻が目立ちますのでご注意ください。

まとめ

イラストの一部をアニメーション化する方法のまとめです。

  1. PhotoMirageを購入
  2. 画像を読み込んで、モーション矢印とアンカーポイントを打つ
  3. プレビューで確認しループ速度を調整
  4. ファイル出力して完成

こちらのソフト、もちろん普通の日常で撮った写真もアニメーション化することもできるので、ちょっと動きを付けてあげて家族、友人に送ったりするのも、面白いかもしれません。

アニメーション化する画像については、当サイトの背景素材を使用しても大丈夫です(商用利用もOK)。今回サンプルとして用意した画像はこちらのカテゴリーにあります→異世界

興味がある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。